明日の #5月13日 は #日本 では #何の日 かをまとめてみました。
愛犬の日
5月13日は、愛犬の日です。今日という日に犬への思いを巡らせる前に、まず一つの「謎」をお伝えしなければなりません。この記念日は長らく、一般社団法人ジャパンケネルクラブが1994年(平成6年)に制定したものとして広く知られてきました。ところが、同クラブの公式サイトに掲載されているよくある質問のページには、「それは誤った情報である」とはっきり記されています。もう一つの説として、同クラブの前身である全日本警備犬協会の創立を記念した日という情報もありましたが、これも誤りであることが確認されています。では、誰が、何のためにこの日を定めたのか。制定者については現在も記録が定かではなく、有力な説の一つとして、戦後に創刊された犬専門誌を出版していた会社が昭和30年代にこの日にイベントを開催していたことに由来するという話が残っています。
出自が曖昧であることは、この記念日の価値を損なわないどころか、むしろ「人と犬の関係の深さ」を象徴しているとも言えます。いつ誰が決めたかわからないほど、犬と人間は長く、当たり前のように寄り添ってきた。その歴史は、記録をはるかに超えたところにあります。犬が人間の生活に入り込んだのは、今から約1万5,000年前とも言われ、これはあらゆる家畜の中で最も古い部類に属します。狩猟の相棒として始まった関係は、牧畜の補助、警護、そして愛玩へと役割を広げ、現在に至っています。日本においても、縄文時代の遺跡から犬の骨が人間と並んで埋葬されている様子が発掘されており、単なる「道具」ではなく「家族」として扱われていた痕跡が見て取れます。
現在、国内で犬を飼育している世帯は全体の1割強とされており、登録犬数は数百万頭規模にのぼります。純血種の公認・登録を行う一般社団法人ジャパンケネルクラブは、国際畜犬連盟に加盟しており、世界80カ国以上のネットワークを持つ組織です。同クラブでは約200犬種を登録し、それぞれの犬種標準を定めています。世界全体では非公認の犬種も含めると700から800種が存在するとも言われており、人間が長い時間をかけて目的に応じた姿に育ててきた多様性には、圧倒されるものがあります。
今日は一度、愛犬の目をまっすぐに見つめてみてください。犬は人間の顔を読む能力が非常に高く、感情を読み取って反応することが研究で示されています。毎日そばにいるからこそ見逃しがちな、その存在のかけがえなさに気づく一日にしてほしいと思います。犬を飼っていない方も、近所を散歩する犬に目を向けてみれば、人と動物が共に暮らしてきた長い時間の欠片を、日常の中に見つけられるかもしれません。
メイストーム・デー
5月13日は、メイストーム・デーです。バレンタインデーから数えてちょうど88日目にあたるこの日は、「別れ話を切り出すのに最適な日」として語られてきました。少し奇妙な響きを持つ記念日ですが、その背景には日本の季節感に根ざした詩情があります。制定者については公式に記録された団体や個人は確認されておらず、いつしか自然発生的に広まった記念日とされています。
「八十八夜の別れ霜」という言葉をご存知でしょうか。立春から数えて88日目の八十八夜(おおよそ5月2日頃)に降りる霜は、その季節の最後の霜とされてきました。この時期を過ぎれば霜の心配がなくなるという農業的な知恵から生まれた言葉ですが、「別れ」という文字が含まれることから、恋愛における終わりと結びつけられたようです。バレンタインデーに愛を告げ、その88日後に別れを告げる。日本人の季節への感受性と、少し皮肉な恋愛観が交差した記念日と言えます。
「メイストーム」という言葉自体は和製英語で、英語圏では通じない表現です。5月頃に温帯低気圧が急速に発達し、強風や大雨をもたらす気象現象を指しており、穏やかなイメージの5月に似つかわしくない荒れ模様が訪れることがあります。五月晴れと五月嵐が共存する季節であることは、気象的な事実ですが、人の心もまた似たようなものかもしれません。暖かくなって気持ちが動き出す季節だからこそ、関係の変化も起きやすい。メイストームという言葉は、そんな5月の両面を一語で表しています。
「別れを告げる日」と聞くと少し物悲しい気持ちになりますが、見方を変えれば、この日は「関係を見直す日」とも言えます。今日は大切な人との関係について、改めて考えてみる機会にしてみてはいかがでしょうか。別れではなく、むしろ感謝や思いやりを伝える日として使う方が、5月という季節にはふさわしいように思います。
カクテルの日
5月13日は、カクテルの日です。この記念日には、1806年のアメリカにまで遡る由来があります。その年、ニューヨークで発行されていた週刊新聞『バランス・アンド・コロンビア・リポジトリ』に、「カクテル」という名称が初めて文字として登場しました。そして翌週、すなわち1806年5月13日号において、読者からの問い合わせに答える形で「カクテルとは何か」が初めて文書として定義されたのです。この歴史的な一節を記念して、アメリカでは5月13日がワールドカクテルデーとして広く知られるようになりました。日本では2011年(平成23年)に一般社団法人日本バーテンダー協会がこの日をカクテルの日として採用し、各地でカクテルイベントが開催されるようになっています。
カクテルの定義とは何か。1806年の新聞が示した答えは、蒸留酒・砂糖・水・ビターズを組み合わせたものでした。現代のカクテルはその概念をはるかに超え、フルーツジュースや炭酸水、リキュール、ハーブなど無数の素材を組み合わせた芸術的な飲み物へと進化しています。世界には何千ものレシピが存在し、バーテンダーの技術と想像力によって日々新しいカクテルが生まれ続けています。日本のバーテンダーは国際的な競技会でも高い評価を受けており、その繊細な技術と美意識は世界的に認められています。
カクテルの魅力の一つは、「見た目」が持つ力です。グラスの中に広がる色のグラデーション、フルーツや葉のガーニッシュ、細かい氷の輝き。一杯のカクテルは視覚的な体験であり、その場の空気を作り出す装置でもあります。カクテルを注文するという行為には、その夜をどう過ごしたいかという意思が込められています。華やかな赤いカクテルを頼む人と、無色透明な一杯を静かに傾ける人では、その夜に求めているものが違う。バーという空間は、そんな個人の時間を静かに受け止める場所です。
今夜、家の近くのバーに足を運んでみることをお勧めします。カクテルを普段飲まない方こそ、バーテンダーに「今日の気分に合うものを」と一言告げてみてください。その人のためだけに選ばれた一杯は、あなたが思う以上に、今夜の時間を豊かにしてくれるはずです。
竹酔日・竹植うる日
5月13日は、竹酔日・竹植うる日です。中国に古くから伝わる俗説によれば、旧暦の5月13日は竹が酒に酔っている日であり、この日に竹を移植すると竹が自分が植え替えられたことに気づかず、よく根付いて繁茂するとされてきました。「竹迷日」とも呼ばれるこの日は、「竹植うる日」として夏の季語にもなっており、日本の俳句の世界でも長く親しまれてきた季節の節目です。制定者という概念とは少し異なりますが、この慣習は中国の民間信仰から伝わり、日本の農事や文化の中に自然と根を下ろしてきました。
俳聖と呼ばれる松尾芭蕉が「降らずとも竹植うる日は蓑と笠」という句を詠んでいます。雨が降っていなくても、竹を植えるこの日には蓑と笠を着て臨みたい、という意味を持つこの句は、竹植うる日という季語が持つ厳かな雰囲気をよく伝えています。竹を植えることが、単なる農作業ではなく、季節の節目における儀礼的な意味を帯びていたことが感じられます。
竹という植物の不思議さについても触れておきたいと思います。竹は植物の中でも際立った成長速度を誇り、種類によっては1日に1メートル以上伸びることもあります。木材のような堅さを持ちながら、しなやかに曲がるという相反する性質は、建材・食材・工芸品・楽器と、あらゆる用途に対応してきた理由です。日本では縄文時代から竹が利用されており、農具・籠・笛・茶道具にいたるまで、竹なしには成立しなかった文化が数多くあります。また、竹藪はパンダの主食の場でもあり、絶滅危惧種の保護という観点からも、竹の存在は現代的な意味を持つようになっています。
竹酔日にちなんで、今日は竹に触れてみる一日はいかがでしょうか。竹細工の器を取り出して使ってみる、竹の子(旬は少し過ぎますが)を使った料理を試みる、あるいは近くの竹林を歩いて、あの独特の清涼感のある音に耳を傾ける。竹がかつて日本人の暮らしの中心にあったことを、身をもって感じられる体験になるはずです。
トップガンの日
5月13日は、トップガンの日です。1986年5月16日にアメリカで公開された映画『トップガン』は、その翌年、日本でも公開され、1987年度の洋画配給収入1位を記録しました。この映画の初公開日に近い5月13日が、多くのファンや関係者によってトップガンの日として語られるようになりました。制定の主体について公式な団体や記録は確認されておらず、映画を愛するファンの間から自然発生的に広まった記念日と見るのが妥当です。
この映画が記録的なヒットを収めた背景には、単純に「飛行機アクション映画」としての完成度だけではない事情がありました。日本での販売において、当初はアクション映画として売り込もうとしたものの前売り券がほとんど売れなかったというエピソードは有名です。映画予告編の制作を依頼された会社の女性社長が「主演のトム・クルーズは日本人好みの顔立ちだ」と直感し、恋愛映画風の予告編を自ら作り直して差し替えました。この判断が若い女性観客を取り込むことに成功し、アクション映画が恋愛映画として大ヒットするという異例の展開を生みました。マーケティングの機転が、文化の受容を変えた一例として語り継がれています。
タイトルにもなった「トップガン」とは、1969年3月に創立されたアメリカ海軍戦闘機兵器学校の通称です。エリートパイロットの上位1パーセントだけが選ばれる養成機関であり、その名称は映画を通じて世界中に知れ渡りました。映画の撮影には実際の海軍の協力が得られ、本物の戦闘機と空母が使用されたことも話題を呼びました。2022年には続編『トップガン マーヴェリック』が公開され、オリジナルから36年の時を経てトム・クルーズが同役を演じるという異例の作品となり、世界興行収入14億ドルを超える大ヒットとなりました。
今日は『トップガン』または『トップガン マーヴェリック』を改めて観てみるのはいかがでしょうか。1980年代の作品と2020年代の続編を並べると、映画技術の進歩だけでなく、エンターテインメントが何十年も人の心に残り続ける力について、しみじみ考えさせられます。
防犯建物部品で安全・安心・防犯の日
5月13日は、防犯建物部品で安全・安心・防犯の日です。この記念日を制定したのは、一般社団法人板硝子協会・日本ウインドウ・フィルム工業会・一般社団法人日本サッシ協会・一般社団法人日本シヤッター・ドア協会・日本ロック工業会の5つの業界団体で構成される「5団体防犯建物部品普及促進協議会」です。5団体が1つの共通標章ラベル(CPマーク)を制定し、「安全」「安心」「防犯」という3つのキーワードを掲げて活動していることから、「5」「1」「3」を組み合わせ、5月13日が記念日として設定されました。一般社団法人日本記念日協会により認定・登録されています。
「防犯建物部品」とは、住宅への不法侵入を物理的に困難にするよう設計された窓・ドア・錠前・シャッターなどの建物構成部品の総称です。警察庁のデータによれば、侵入に5分以上かかると約7割の犯罪者が諦め、10分以上かかると9割が諦めるとされています。つまり、鍵を一つ追加する、窓ガラスを防犯仕様に変えるといった小さな対策が、不審者に「時間がかかる」と判断させるだけで、大きな抑止力になるわけです。この事実は、防犯が「特別な装備」ではなく、日常的な「建物の質」の問題であることを示しています。
CPマーク(防犯性能の高い建物部品の共通ラベル)は、警察庁・国土交通省・経済産業省が連携し、第三者機関による試験で防犯性能が確認された建物部品にのみ貼付される認定マークです。ドア・錠前・サッシ・ガラス・シャッターなど多岐にわたる製品が対象となっており、現在、目録に掲載されている品目は数千点に及びます。住まいを選ぶ際や、リフォームを検討する際に、このマークの有無を確認することは、住環境の安全性を判断する一つの基準になります。
今日を機に、自宅の窓や玄関ドアを改めて点検してみてください。鍵が一つしかない玄関は、補助錠を追加するだけで防犯性は格段に上がります。窓の鍵がガタついていたり、古いサッシがそのままになっていたりする場合は、CPマーク付きの製品への交換を検討する価値があります。今日という記念日は、そのきっかけになるはずです。
花袋忌
5月13日は、花袋忌です。明治から昭和前期にかけて活躍した小説家・田山花袋が、1930年(昭和5年)5月13日に58歳で亡くなりました。その忌日にちなんで、この日は花袋忌と呼ばれています。田山花袋は1872年(明治5年)に現在の群馬県館林市に生まれ、自然主義文学の旗手として日本近代文学史に確固たる地位を築きました。その生涯は、明治・大正・昭和にまたがる日本語表現の変革期と重なっています。
花袋の名を文学史に刻み込んだのは、1907年(明治40年)に発表された小説『蒲団』です。この作品は、弟子の女性への感情を赤裸々に描いた、当時としては衝撃的な自白小説でした。「暴露小説」と呼ばれたこの作品は、日本の自然主義文学の代表作として位置づけられています。自然主義とは、感傷や美化を排し、現実を「あるがまま」に描こうとする文学的立場であり、花袋はこの潮流を文芸雑誌「文章世界」を通じて広く普及させました。現在の目から見ると衝撃度は薄れているかもしれませんが、「内面をそのまま書く」という手法が当時いかに革新的だったかは、その後の日本文学が私小説という独自のジャンルを発展させたことからも伺えます。
花袋のもう一つの代表作である『田舎教師』(1909年)は、若い教師の孤独な日常と夭折を描いた作品です。舞台となったのは埼玉県の羽生で、主人公のモデルとなった実在の青年教師の日記をもとに書かれました。土地に根ざした人間の哀感を丁寧に掬い取るこの作品は、今なお読み継がれる名作として評価されています。館林市には田山花袋記念文学館があり、その生涯と作品に関する資料が保存・公開されています。
花袋忌にちなんで、今日は日本の明治文学に触れてみることをお勧めします。『蒲団』は短編に近い長さで読みやすく、現代語で読んでも十分に伝わる文体です。100年以上前の人間が内面を書き記した文章が、今も「わかる」と思える瞬間があるとすれば、それは文学が時代を超えて機能している何よりの証拠です。
愛鳥週間(5月10日~5月16日)
5月13日は、愛鳥週間のただなかにあります。愛鳥週間とは、毎年5月10日から16日までの1週間を指す年中行事で、野鳥の保護思想の普及を目的として1950年(昭和25年)に制定されました。制定の経緯を遡ると、戦後間もない1946年、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)から「国民全般に鳥類についての正しい知識と愛護思想を普及するよう学校教育・社会教育に取り組んでほしい」との提案がなされたことに始まります。翌1947年にはアメリカ人鳥類学者のオリバー・L・オースチン博士の提唱により、4月10日が「バードデー(愛鳥の日)」として制定されました。その後、北国では4月に積雪が残るという理由から5月10日に変更され、1950年からは1日間だった行事を1週間に延長し、現在の「愛鳥週間(バードウィーク)」が定着しました。現在は鳥類保護連絡協議会がこの週間を主管しており、環境省もこれを推奨しています。
野鳥が減少しているという事実は、環境の変化を読み取るバロメーターとして長く機能してきました。鳥は食物連鎖の中間に位置し、虫を食べ、植物の種を運び、その排泄物が土壌を豊かにします。ある地域から鳥の声が消えるとき、それはその場所の生態系が静かに崩れ始めていることを意味します。1950年代から60年代にかけて農薬の大量使用が問題化したとき、いち早くその影響が現れたのも野鳥でした。「炭鉱のカナリア」という表現がありますが、野鳥は自然環境の異変を告げる現代の警報装置でもあります。
愛鳥週間の期間中、全国各地でバードウォッチングのイベントや野鳥保護に関する講演会が開催されます。また、毎年愛鳥週間用のポスター原画コンクールが行われており、子どもたちが鳥を描くことを通じて自然環境への関心を育てる取り組みが続けられています。5月の野鳥は繁殖期にあたり、さえずりが最も活発になる季節です。この時期の朝、窓を開けただけで複数の野鳥の声が聞こえてくるのは、都市部でも珍しくありません。シジュウカラ・ヒヨドリ・ウグイス・ツバメといった身近な鳥たちの声を意識して聞くだけで、日常の風景がわずかに豊かになります。
今週のどこか一日、少し早起きして近くの公園や緑地を歩いてみることをお勧めします。双眼鏡がなくても、耳を澄ませるだけで十分です。今まで気づかなかった声が聞こえ、今まで見えなかった鳥の姿が目に入るようになるかもしれません。鳥を見る習慣は、自分の周囲の環境を丁寧に観察するという、豊かな生き方の入り口になります。
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